有名絵画に見るギャンブル

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ギャンブルと芸術…一見何の繋がりもないような2つですが、有名な芸術家たちはギャンブルをテーマにした作品を世に出しています。中には信じられないほどの高値がついた作品も。今日は数あるギャンブルの有名絵画から一部を詳しくご紹介しようと思います。中には、作者や題名は知らなかったけど、どこかで見たことがある絵などがあると思います。

賭けをテーマにした絵画

カジノをオンラインで遊ぶ人が増えて来たこともあり、ギャンブルのルーツを知っている人は減って来たのではないでしょうか。カジノの起源はヨーローパという説もあり、1600年代には賭博場がヨーロッパ各地で広まり、ブラックジャックやルーレット(https://www.verajohn.com/ja/roulette)はフランスから始まったそうです。このように長い歴史を持つギャンブル。ギャンブル同様に長い歴史を持つ芸術ですが、今回はギャンブルにインスピレーションを得た絵画をご紹介しましょう。

1.『トランプ詐欺師』ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ作

『トランプ詐欺師』は16世紀の1594年頃、イタリアのバロック期の芸術家、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョが描いた作品です。2人の少年がトランプする様子を描いています。ひとりは高価な服を着た少年、もう1人はカードを隠し持っています。真ん中の男性は、カードを隠している少年に何やらサインを送っているように見えますが、高価な服を着た少年はそれに気づいていない様子です。

2.『クラブのエースを持ったいかさま師』ジョルジュ・ド・ラ・トゥール作

1626年から1629年にかけて、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールが描いた作品です。同じ構図で描かれた、「ダイヤのエースを持ったいかさま師」もあります。どちらの絵も、4人中3人が、一番右の男性を騙そうとしているように見えませんか?3人の目つきが怪しすぎますよね。一見ゲームに参加せずお酒をついでいる女性は、もしかしたらカードの内容を、こっそり告げているのではないでしょうか…。

3.『カードゲームを巡る口論』ヤン・ステーン作

次にご紹介するギャンブル絵画は「オランダ黄金時代」に描かれた作品です。ヤン・ステーン代表作の1つ『カードゲームを巡る口論』は、ギャンブルを描いた最高の芸術作品の1つに数えられています。

4.『カード遊びをする人々』ポール・セザンヌ作

フランスの後期印象派の画家セザンヌの作品。1890年代に描かれた、絵の大きさやカード遊びをする人数が異なる5枚の絵に対して、このタイトルがついています。人数は違うものの全員が農民の男性です。

5.『ポーカーをする犬』カシアス・マーセラス・クーリッジ作

16枚の油絵作品集のことを指します。「ブラウン&ビゲロー社」から葉巻の宣伝用に依頼され、1900年から1910年代半ばにかけて描かれた作品です。全作品にポーカーをプレイする犬の様子が描かれています。

6.『トランプあそび』フェルナン・レジェ作

セザンヌとピカソの影響を受け、フェルナン・レジェは4番目のキュビズム(立体派)画家となりました。レジェの代表作『トランプあそび』には、第一次世界大戦で起きた戦争の機械化に対する作者の思いが表現されているようです。レジェがキュビズムの手法を作品に採用したとき、機械化した戦闘の様子や、顔のない兵士たちの様子も、作品の中で表現しています。

(おまけ)ギャンブルが世界に与える影響

レピュテーション・マネジメント

昔はギャンブルと言えばあまりいい印象がありませんでした。ギャンブルといえば、組織犯罪や路上犯罪を連想させるものでした。でも近年、好意的な方向に変化しています。ギャンブル業界も、親しみやすく楽しいイメージを打ち出すために、多方面からの満足を得るべく努力しています。

どこのカジノも企業ですから、税金を払わねばなりません。カジノには法人税を支払う義務があります。アメリカのギャンブル業界は、連邦政府に毎年約400億ドルの税収をもたらしています。すごい金額ですよね!

観光

カジノといえば、テーブルやスロットだけの存在ではありません。観光客がカジノに来ると、宿泊施設、数多くのレストラン・小売店・スパ・娯楽施設を利用できます。近年カジノ施設の目的は、ギャンブルからこういったリゾートや娯楽へと移り変わりつつあります。

有名絵画に見るギャンブル
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